テスト

南千住(荒川区)の駄菓子屋さんを後にし今度は足立区の北千住にやって来ました。

そこでは なんと揚げギョーザ揚げシュウマイが一個10円の激安店を発見しました。さらに野菜コロッケ肉団子は一個30円やきとり1本50円と唐揚げも一個100円の安さだそうです。
その〃惣菜かざま〃と言うお店は素材を大量に仕入れる事でその価格が実現したそうです。店は朝の9時から大賑わいでした。

今じゃ中国タイでもここまで安い店を探すのは難しいでしょう 日本デフレもついにここまで来たかと言った感じでした。

さらに路上を歩き続けると向こうのほうにいかがわしい機械を発見しました。そこには〃ひと夢1000円〃と書かれた自販機があります。
自販機の正面にはサングラスノートパソコンさらには腕時計カメラなど とても1000円では買えない物ばかりが描かれてました。

そして僕も一獲千金見てその自販機に挑戦してみる事にしました。
そっと自販機千円札を飲み込ませ機械に設置された20余りのボタンの中からこれだと思うボタンをひとつ選んで押します。

すると機械の中から大当たりを知らせるアラーム音と宝石のような電飾がギラギラと光り出しました。
そして〃パンパカパーン〃と出てきたのは なんと豪華な電化製品ではなく…なんてことない普通の無地の白いTシャツでした。

改めて 世の中そんなに甘くないという事を実感させてくれる自販機でした。

気を取り直して今度は南千住の薬局へシャンプーを買いにやって来ました。店内は狭い物置のように薄暗くなってました。そして奥から老眼のおじいちゃんが眼鏡をもって出て来ました。
どうやらそのおじいちゃんは僕が手渡したシャンプーの値段表示が小さくて読めないようでした。僕が値段を教えてあげるとそのおじいちゃん30円だけおまけしてくれました。

僕はすかさずホコリがかぶっているからもう少しお負けしてと頼んだけどダメでした。おじいちゃんが言うにはそのホコリ〃おまけ〃だそうです。
結局 リンス付きのシャンプーを350円で購入しました。そしておまけのホコリはちゃんとふいてくれました。

関西人 顔負けのなかなかシャレのきいた〃おじいちゃん〃でした。

出てくる商品は100円ショップで売ってそうな物ばかりでした。ひと夢1000円の自販機