テスト

昭和初期(80~90年前)日本では海軍将校が起こした反乱〃五一五事件〃により犬養(いぬかい)首相が暗殺されたり東北大凶作が起こったりで物騒な事件や事故が多発していたそうでした。
しかし少なくても東京渋谷は至って平和だったように思います。そうでなければハチ公フィーバーも起きなかったような気がします。

そんなハチ公人気にあやかろうと渋谷駅周辺では商売を始める人々が増えていったそうです。そしてさらにハチ公の木造を造ろうと不法にお金を集める詐欺師も現れたそうです。
しかしその事がきっかけとなりハチ公の銅像が急いで造られる事になりました。

そして銅像制作にあたり多くの子供から手紙と一緒に寄付金が送られて来ました。その中には なんとアメリカの女の子からの手紙もあったそうです。
さらにその中には寄付金として なんと60ドル(現在のお金で12万円)もの大金が含まれていたそうです。(当時1ドル=2.000円)

そこで日本犬保存会の会長の斎藤さんと交流のあった彫刻家の安藤さんがハチ公像造ることになりました。安藤さんは鹿児島の西郷隆盛像を造った経歴の持つ彫刻家でした。
そしてハチの飼い主の菊次郎は毎日ハチを連れて彫刻家の安藤さんのアトリエまで通ったそうです。

1934年(82年前)新しい渋谷のシンボル〃忠犬ハチ公〃像は見事に完成しました。完成当時そのハチ公像を一目見ようと数百から数千の人が渋谷駅に詰めかけたそうです。
さらに除幕式には多くの人間に交じり一匹の犬〃ハチ公〃も参加してました。自分の像を不思議そうに見上げるハチの姿が印象的でした。

初代ハチ公像(今よりも力強さが強調されている)
彫刻家 安藤さんとハチ公とハチ公像
不思議そうに自分の像見上げるハチ

ーーーーこのあとハチは遠い夢の世界へと旅立ちますつづきをどうぞ